一枚の絵は、千の言葉に値する!「DiXit」をしました

学生の頃は国語辞書をランダムに開いて
眺めるのが好きだった成田です。

先日弊社および仲の良い企業様との数名で、アナログゲーム勉強会をしましょう!
ということで「DiXit」をプレイしました。


DiXit(ディクシット)
プレイ人数:3人~6人
対象年齢:8歳以上
プレイ時間:約30分
ドイツ年間ゲーム大賞をはじめ、様々な賞をとっているとても有名なゲームです。
フランスのゲームらしく美しい雰囲気のイラストが特徴。
dixitとはラテン語で「(彼が)言う」という意味で、独断的な主張を揶揄する表現…だそうです。

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◆ルール
プレイヤーは順番に『語り部』となり、
自分の選んだカードから連想される【言葉】を話します。
他プレイヤーは『語り部』が選んだカードを当てるゲームです。

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◆アイテム
・ゲームボード

箱の中が得点板になっています。
かわいいです。

・コマ:6種類

白、桃、赤、黄、緑、青の6色の
ウサギさんのコマがあります。

・カード:84枚

全て違う絵柄が描かれています。

・投票トークン:1~6の数字×6色

カードに投票するために使います。
自身のウサギさんコマと同じ色のトークンを持ちます。

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◆準備
①好きなウサギさんコマを選び、
 全員のコマを得点板の「0」の地点に置きます。

わちゃわちゃ。

②自分のコマと同じ色のトークンを受け取ります。
 4人プレイの場合は1~4のトークン、
 5人プレイの場合は1~5のトークン、
 6人プレイの場合は1~6のトークンを
 全て受け取ります。

③カードをシャッフルして、
 各プレイヤーに6枚ずつ配ります。
 残りのカードは山札として裏向きにして場に置きます。

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◆遊び方
①プレイヤーの一人が『語り部』となり、
 自分の手札からカードを1枚選びます。
 そして選んだカードから連想される言葉を話します。
 話す言葉は文章でも、単語でも、
 擬音でも、なんでも構いません。

②他プレイヤーは、語り部が話した内容と
 最も合っていると思うカードを自分の手札から選び、
 他のプレイヤーに見えないように語り部に渡します。

③語り部は全員のカードをシャッフルし、
 テーブルの上に横一列に並べます。
 この時、左端から順に1、2、3…と番号を振ります。

④語り部以外のプレイヤーは
 語り部が選んだと思うカードを選び
 カードの番号に合った数字の投票トークンを
 裏向きにしてテーブルに置きます。
 語り部は投票しません。
 また、自分の手札から選んだカードには投票できません。

⑤全員のトークンを一斉に表向きにします。
 それぞれに以下の得点が入ります。

・語り部のカードに投票したプレイヤーがいた場合
→カードを選んだプレイヤー…3点
 語り部…3点

・自分のカードに投票された語り部以外のプレイヤー
→1トークンにつき1点

・語り部の選んだカードに全員が投票した場合
・語り部の選んだカードに投票した人がいなかった場合
→語り部以外の全プレイヤー…2点
 語り部…0点

⑦場に出したカードは捨て札とし、
 山札からカードを1枚補充して
 手札が6枚になるようにします。

⑥手番を終了し、左隣の人が次の語り部となります。
 これを山札がなくなるまで繰り返し、
 最後にもっとも点数の多いプレイヤーの勝利です。

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つまり、語り部は
「わかりやすすぎる言葉を伝えるとダメ、
わかりにくすぎる言葉を伝えてもダメ」という
絶妙な言葉を伝える必要があります。
犬の絵が描いてあるからと言って
犬!」などと伝えてしまっては、
全員に投票されて得点が貰えない羽目になります。
そして他プレイヤーは、できるだけ多くの人に
選んでもらえるようなカードを選ぶ必要があります。

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プレイ感想。
最初の手札はこんな感じでした。

一番左のカード…リングに三つ編みの髪が通っている
絵なんですが、こんな感じのちょっと謎めいた
シュールなイラストが多数あります。

テーマ『明るい未来』

(この写真では右端が1番になっています)
石像が王様の姿に変わっていく途中のようなイラストに
票が集まりました。
左端は化学の実験のようなことをしている女性の絵ですが、
これを「明るい未来」と捉える感覚はちょっと素敵です。

テーマ『子供のころ』

どれも夢のある可愛らしいイラストが並ぶなか、
巨大化した男が街を喰らっている衝撃のイラストが!
男性的な発想ですね。


結果は26点を獲得した青ウサギさんの勝利!
私の緑ウサギさんも21点で2位と、なかなか健闘しました。
(なんでウサギさん全員進行方向を向いてないんだろう…)

抽象的なカードから想像してテーマをつける、
という点も楽しいですが、全員のカードをオープンすると
全部ぴたりとテーマにハマって見えてくるところも面白かったです!
同じ絵でも人によって受ける印象が違うので、
何度でも遊べる素敵なゲームでした。
惜しむらくはパッケージがでっかい…!!
タテヨコ各28cm近くあります。
やはり欧州と日本のお家のサイズの違いが…?

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ちなみに以前プレイした『キャット&チョコレート』の
日常編もプレイしました。

おどろおどろしいイラストの幽霊屋敷編とは異なり、
ゆるくてコミカルなイラストです。
私はこの3枚を使って「両親のケンカ」を
なんとか回避できました。


おかんとメジャーリーガーは倒産をも救う!